by nakao627e
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コミスタこうべでの講義「江戸期の朝鮮通信使と兵庫津」(2017-09-22)
昨日神戸市生涯学習支援センター(コミスタこうべ)で、「江戸期の朝鮮通信使と兵庫津」の講義をしました。今年ボランティアの「市民講師」として登録をしておりまして、初陣!で少し緊張をしました。 コミスタこうべは、今から20年前ごろでしょうか、統合されて亡くなった吾妻小学校の有効活用として、「神戸市生涯学習支援センター(コミスタこうべ)」になりました。ちょうど東から三宮にむかう「西国街道」に面して、交通も便利なところにあります(写真)。ボランティアの「市民講師」は約500人いました、各種講座が充実しています。また、地域活動に要請があれば「市民講師」を派遣しています。 約40名の受講生の皆さんが、熱心にお聞きになられました。講義が始まる前には、小生が配ったレジュメに目を通されて、講義を受けられますので、講師としては、気が抜けません。何といっても若い学生たちとは違って、非常に熱心です。非常にうれしく充実した90分でした。(写真は、講義が始まる前です。) #
by nakao627e
| 2017-09-22 12:27
| 地域連携・地元貢献
ブラリ!兵庫津⑤-真光寺~清盛塚(2017-09-17)
能福寺から南へ、真光寺に向かいます。真光寺も昭和20年3月の戦災にあって焼失し、戦後再建されています。かつて境内に池があってたくさんの亀がいたそうで、私が赤ん坊の時、おふくろがよくその「“亀の池”に亀さんを見せに行ったよ」と、話してくれたことを思い出します。ただ、今はその痕跡も見当たりません。 それまでは「清盛の墓」ではないかとも言われていたようですが、遺骨はなく「供養塔」であることがハッキリしたとのことです。傍らには柳原義達先生の制作による清盛の銅像が建っています。 僧形の穏やかな「清盛」像をみると、“血みどろの権力闘争”を制した“政治家・清盛”、あるいは「経ヶ島築造」「日宋貿易」「福原遷都」「和田新京」など数々の国家事業を手がけた“実務家・清盛”は想像出来ません。なにか“神戸や日本の将来”を“静かに見守って?遠くを眺めている清盛さん”といったところです。 また、「清盛さん」の傍らには、一ノ谷合戦で戦死した琵琶の名手・平経正(清盛の甥で敦盛の長兄)を悼む「琵琶塚」が並んでいます。昔このあたりに「琵琶の形をした古墳」があって「経正の墓」ではないかと伝えられていたそうです。 清盛塚から兵庫運河に架かる「清盛橋」を渡って「薬仙寺」に向かいましょう。薬仙寺の付近には、福原遷都の時に後白河法皇が幽閉されたという「萱の御所」があったといわれています。薬仙寺に碑があります。 #
by nakao627e
| 2017-09-17 21:39
| 日常生活
ブラリ!兵庫津③能福寺と瀧善三郎(2017-09-16)
能福寺の入り口の左手の塀に「瀧善三郎と神戸事件」の説明看板があります。境内に入ると「瀧善三郎正信顕彰碑」があります。この碑は、能福寺よりもう少し中央卸売市場よりの新明町にあった「かねてつ蒲鉾(株)」(現カネテツデリカフーズ)の工場(永福寺の跡地)にあったものが能福寺に移されたものです。 約65年前、小学校低学年のころ、失業して暇だった親父の後をトコトコついて兵庫の街を❝ウロ❞ついていました(ひょっとすると、親父は職探しだったのかもしれません)。その時にこの碑も見ているのをかすかに覚えています。「ここが神戸事件の瀧善三郎が腹を切ったとこや」と親父が言ったことは、今でも鮮明に覚えています。「エエー、責任を取らされて腹を切るの。昔のサムライさんは大変やったんやな」と子供心に「腹を切る」とか「首を切る」という言葉に❝恐怖心❞が突き刺さりました。 「神戸事件」は、ご承知の通り、1868年2月4日、今の三宮神社前の西国街道で、備前藩の行列をフランス人水兵が横切ったので、殺傷に及んだという事件で、銃撃戦になり、一時、外国の水兵たちが神戸の中心部を占拠しました。新政府にとっては、初めての外交問題になりましたが、トラブルを起こした隊の責任者である瀧善三郎が責任をとらされて切腹し、一応解決しました。今も昔も❝中間管理職❞の悲哀を感じさせられます。 #
by nakao627e
| 2017-09-16 11:08
| 日常生活
ブラリ!兵庫津③-西国街道・能福寺(2017-09-15)
(続き)兵庫津は、私の生まれたところ。長田神社の近くに引越していなければ、昭和20年3月の神戸大空襲で焼かれてしまっていたに違いありません。小学校低学年のころ、焼け野原もあり、まだ米軍のバックヤードとしてかなりの面積の土地も接収されていたので、復興が遅れてしまった地域です。そのあたりをブラッと(足腰が弱ってきていましてヨタヨタと!)訪れています。 岡方会館をあとに西国街道を西に行きますと「札場の辻」に出ました。「札場の辻」とは、江戸時代には、大きな高札場があったところです。当時の西国街道は、兵庫駅近くの柳原からまっすぐに行かず、兵庫津の中心部を通るために曲げられています。そして「札場の辻」から東北に曲がって新開地の方に向かっています(写真)。いかに兵庫津が重要な地域であったかが分かります。 能福寺へ行きました。清盛ゆかりの寺として見落せないのは、兵庫の能福寺です。この寺は、清盛が太政大臣を辞めて、出家する時に剃髪したところとして有名です。本堂は、元九條公爵家の拝殿「月輪影殿」(写真)を移築されたものです。 清盛は、養和元(1181)年閏2月4日、京都にて、64歳の生涯を閉じたが、遺言により、遺骨を当時の住職である円実法眼が、福原に持ち帰り、能福寺の東北、経ヶ島に納めたと言われている。だが清盛の墓所は、わかっていない。能福寺には「平相国廟」(写真)があります。 能福寺にある兵庫の“大仏さん”の話をしよう。戦前、「兵庫の大仏」は「日本三大大仏の一つ」で、有名であったそうですが、戦争中、金属回収令により供出させられました。「大仏さんはタスキをかけて“出征”した」と、子どもの頃におふくろが話してくれたことを思い出します。 雲井住職は、戦争が終わって、「大仏さんは鉄砲の弾になっていないか」と、探されたとのことです。ある鉄工所の片隅で、解体された大仏さんを見つけて「あー鉄砲の弾になっていなくて良かった、と安堵した」というお話をうかがったことがあります。この大仏さんを再建しようと、当時の雲井住職や関係者の皆さんが駈けずり回って、浄財を集められ、再建に至ったとの事でした。「平和絵の願いを込めて」その解体された大仏さんも一緒に溶かして、今の大仏さんは、1991年に一回り大きな大仏さんを再建されたのです。なんとやさしいお顔でしょう(写真) また、能福寺には、神戸事件で責任をとらされて切腹した「滝善三郎顕彰碑」、兵庫の豪商「北風正造顕彰碑」、日本の新聞の父「ジョセフ・ヒコが英文で、能福寺の由来を説明した碑」があります。 #
by nakao627e
| 2017-09-15 22:37
| 日常生活
温泉学会第22回新潟・五頭温泉郷大会に参加して(2017-09-13)
今月9・10日、新潟県阿賀野市五頭温泉郷で、「温泉学会第22回新潟・五頭温泉郷大会」が開かれました。昨年は、有馬温泉で開かれ、実行委員長を務めましたが、今大会は役割なしということで、のんびりと参加させていただきました。 この大会に合わせて昨年の大会の報告満載の『温泉研究』が発行されました。
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by nakao627e
| 2017-09-13 12:28
| 地域連携・地元貢献
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